学校だより 令和2年2月号                    TOP学校長挨拶学校だより>2月号
 

     
東村山市いのちとこころの教育週間
        次代を担う子供たちに「いのちの大切さ」「人を思いやるこころ」を培うために
                                                  校 長  芦沢 茂樹
   平成14年1月25日に市内で発生した中高生による路上生活者の方に対する集団暴行、傷害致死事件
  から18年が経過しました。東村山市では、二度とこのような事件を起こさせない、風化させないという決意
  で学校、保護者、地域、行政が一体となって「いのちとこころの教育」を推進しています。

   子供たちに「自他のいのちの大切さ」や「他者を思いやるこころ」を培うめ、本校では、子供たち一人一人
  が自分自身に自信をもつことができることを大切にした教育活動を進めています。
   少年犯罪の事例研究では、犯罪を起こす少年少女に共通する特徴の一つとして自尊心が低いという結
  果が出ています。自分自身がダメ人間で、価値がなく、いなくてもよい存在だと思い込んでいるということ
  です。「命が大切だ」と実感するためには、子供たち一人一人が、「自分は大切な存在だ」と実感できるよ
  うにすることが、大人の責務と考えます。
   4月号で、本年度秋津小学校の重点課題を、オリンピック・パラリンピック教育、人権教育、食育の充実の
  3点とお伝えしました。
   1点目のオリパラ教育には4つのテーマがあります。その中の1つ、「オリンピック精神」では、なかよし班
  活動や1年生と2年生の交流、保幼小交流など異なる学年の人たちとの交流や、青葉学級と通常学級の
  交流などを通して、友達の良さを理解し、大切にしていこうとする心を育てています。文部科学省の研究で
  も、自己有用感を育むために異年齢の交流活動の推進が有効であると報告されていて、学習指導要領に
  も異年齢集団による交流の重要性が盛り込まれています。「文化」では町探検や市内巡り、お囃子体験、
  大嘗祭に奉納された東村山産の粟を使った粟ごはん給食などを通して、東村山の良さを理解し、東村山を
  誇りに思ったり、大切に思ったりする気持ちを高めています。
   2点目の人権教育では、自分を大切な存在だと実感できる児童の育成に取り組んでいます。そのために、
  児童一人一人の過去と比較して、成長した部分を具体的に褒めるよう心掛けています。また、「人の役に
  立った、人から感謝された。」と実感できる機会をもてるような活動を実施しています。
   3点目の食育は、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎である」と法律にも記されてい
  る通り、すべての基礎基本となるものです。当たり前すぎておろそかになりがちでもある食育を、意識して取
  り組んでいます。
   昨年12月に実施した、本年度2回目の意識調査では、99%の子供たちが、自分の得意なことや自分の
  良さを認識していました。この気持ちを「自分は大切な存在だ」と思えるように高めていくことが、「命が大切
  だ」と実感する児童の育成につながると考えます。
   今後とも、学校、家庭、地域が力を合わせ、子供たちに自信をもたせ、自分を大切に思うとともに、他の人
  も大切に思うことのできる子供を育てていきましょう。どうぞよろしくお願いします。

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