学校だより 平成30年12月号                    TOP学校長挨拶学校だより>12月号
 

     生きる上の基本 食育                    校 長 芦沢 茂樹

   11月17日、道徳授業地区公開講座を実施いたしました。例年は、2月に行う「東村山市いのちとこころの教育
  週間」の取り組みの1つとして実施していましたが、寒さとインフルエンザのことを考慮し、秋の実施といたしました。
  このため、「東村山市いのちとこころの教育」の趣旨もいかした取り組みといたしました。500名を超える保護者、
  地域の皆様にご来校いただき、ありがとうございました。

   表題は「食育基本法」の前文に記されているものです。前文には「食育を、生きる上での基本であって、知育、
  徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付ける」と示されています。
   本校でも食育リーダーを推進役として、食育推進チーム(※)が中心となり全教職員で食育を推進しています。
  食育は教科ではないため、体育の保健領域や学級活動、家庭科、道徳をはじめ、国語や理科、社会など、様々な
  学習と関連づけて実施しています。
   先日、都内小学校(A校)5年生の食育授業を参観する機会がありました。米に関する学習で、調査結果が示され
  ていたため、本校の5年生にも調査をすると、興味深い結果となりました。
   ご飯が好きかとの問いに、A校では好きな子が53%であるのに対して、秋津小の5年生は77%でした。さらに
  嫌いな子は0%という結果でした。またA校は、給食がご飯の時には残菜が多いことが悩みだと話していましたが、
  秋津小の5年生はほぼ毎日残菜0です。ご飯が好きな理由について、子供たちは「日本の食べ物だし、お米がお
  いしい」「米を必死に作っている人の苦労を感じたり、日本人だって思うから」「田んぼで一から作っているから」
  「米について学習して、米に対して愛着がわいてきたから」などと書いていました。
   このような結果となった明確な因果関係は分かりませんが、家庭においては、秋津小の5年生は朝食でご飯を
  食べる割合が高いという結果が出ています。学校では、米作り体験の学習で、地域の米店の方と、姉妹都市柏崎
  市のJA柏崎の方とが子供たちに指導をしてくださいます。学年の田んぼとともに、自分自身のものとして、バケツ
  稲作りにも取り組みました。社会科や家庭科、道徳などの学習でも米や食に関する学習を行いました。給食献立
  では季節の行事や旬のもの、教科で学習することなども考慮し、工夫をこらしています。お米は柏崎産で味と値段
  のバランスが良い「こしいぶき」を使用しています。炊飯は回転釜という大きな釜で直火炊きをしています。毎日の
  給食の様子は給食室と各担任、双方向で共有しています。
   食育基本法前文の最後には「今こそ、家庭、学校、地域を中心に、食育の推進に取り組んでいくことが、課題で
  ある」とあります。まさに本校では、家庭、学校、地域が連携して食育を進めていることや、本市の「いのちとこころ
  の教育」が食育でも進められたことが、このよな結果となったと考え、嬉しく思いました。
   本年度、本校の特色ある教育活動「オリンピック・パラリンピック教育」も食育と深くかかわっています。今後も
  家庭、学校、地域の連携や校内の連携を進め、知育、徳育及び体育の基礎となる食育を充実させて参ります。

    ※食育推進チーム:各校に設置されている食育推進する組織。本校では管理職、教務主任、給食主任、養護
      教諭、栄養士、調理員、図書館専任司書で組織し、本校では、給食主任が食育リーダーを務めています

 

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